芳香族炭化水素(読み)ホウコウゾクタンカスイソ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「芳香族炭化水素」の意味・わかりやすい解説

芳香族炭化水素
ほうこうぞくたんかすいそ
aromatic hydrocarbon

ベンゼン環を含む炭化水素。芳香族炭化水素の基本となるのはベンゼンであって,その誘導体として数多くの芳香族炭化水素がある。単純な構造のものを例示すれば,ベンゼン環にアルキル側鎖のついたトルエン,キシレン,2個以上のベンゼン環が単結合によって結合したジフェニル,テルフェニル,2個以上のベンゼン環が縮合したナフタリン,アントラセンなどがある。 (→芳香族化合物 )

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世界大百科事典(旧版)内の芳香族炭化水素の言及

【化学工業】より

…コークスや石炭ガス需要が増大するにつれ,それまで廃物として取扱いに困っていたコールタールを有効に利用することが考えられるようになった。A.W.vonホフマンを中心にコールタールの分析が進み,芳香族炭化水素であるベンゼンが発見された。1856年には弟子の一人であるW.H.パーキンが,ベンゼンからアニリン染料〈モーブ〉を合成するのに成功した。…

※「芳香族炭化水素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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