ボウシュウボク(読み)ボウシュウボク(その他表記)Lippia citriodora; lemon verbena

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボウシュウボク」の意味・わかりやすい解説

ボウシュウボク(防臭木)
ボウシュウボク
Lippia citriodora; lemon verbena

クマツヅラ科の落葉小高木。コウスイボク (香水木) ともいう。南アメリカのアンデス地方原産で,明治年間に日本に伝えられ,観賞用として庭園に植えられる。葉は輪生し,披針形全縁で下面に腺点があり,レモンのような香りがある。初秋の頃,白または淡紫の細小花を穂状につける。ヨーロッパでは葉を茶の代用とし,また食品の匂いつけに用いる。

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世界大百科事典(旧版)内のボウシュウボクの言及

【イワダレソウ】より

… イワダレソウ属Lippiaは約100種が知られているが,そのほとんどは熱帯から亜熱帯に分布する低木で,大部分は新大陸に産する。ボウシュウボクL.citriodora(英名lemon verbena)のようにレモン様の芳香を有するものがあり,茶の代用として,また食品に香気をつけるために利用され,観賞用に栽植されるものもある。【村田 源】。…

※「ボウシュウボク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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