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ボンネルフ方式 ボンネルフほうしきWoonerf

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボンネルフ方式
ボンネルフほうしき
Woonerf

歩行者と自動車の共存をはかる街路整備の方式。オランダの住宅地で始まったことから,オランダ語で「生活の庭」という意味の「ボンネルフ」方式と呼ばれる。住宅地における交通量の増大,交通事故の多発,騒音の拡大,排ガス汚染が社会問題化したなかで,道路における歩行者の安全対策は,自動車と歩行者の分離(歩車分離)が原則であった。しかし,自動車の通行を完全に遮断することは難しいため,自動車利用の利便性をそこなわずに住民の安全を確保するという歩車共存の考え方が生まれた。具体的には,速度を落とすために道路の幅をせばめたり蛇行させる設計,交差点で道路の一部を盛り上げるハンプ(凸型舗装)の導入,ボラード車止めの杭)の設置,駐車場所の明示など,道路の構造を物理的に改善しようというもの。日本では,1980年に大阪市阿倍野区にコミュニティー道路が完成して以後,全国で取り入れられた。

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