ポコット族(読み)ポコットぞく(英語表記)Pokot

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ポコット族
ポコットぞく
Pokot

ケニア西部のチェランガニ丘陵地帯を中心に,西・北・東部の平原サバナ,疎林地帯に広く分布する一民族。言語は南ナイロ=ハム語系 (パラ=ナイル語) のカレンジン群に属し,ナンディ族,ダトーガ族と近縁である。丘陵地帯では急峻な斜面を利用して定住農耕を営み,北隣の伝統的に仇敵であったトゥルカナ族の侵略を恐れて,住居を急斜面の上部に設けている。平原部の住民は牛牧を中心とした移動的生活を営む。社会は,父系血縁原理に基づくリニージ,氏族の諸体系と年齢組体系によって統合されている。

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世界大百科事典内のポコット族の言及

【ケニア】より

…パラ・ナイル語系の牧畜民は中央の乾燥地帯に居住するが,その代表は伝統的な文化を保持するマサイ族(37万)である。ほかにリフト・バレー近くの高原地帯にはキプシギス族,ナンディ族,ポコット族,マラクウェット族,トゥゲン族などがいるが,彼らは〈カレンジンKalenjin〉という比較的新しい集合的アイデンティティを持つにいたり,国勢調査でも同一カテゴリーに含められる。カレンジンの人口は246万である。…

※「ポコット族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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