ポニャトフスキ家(読み)ポニャトフスキけ(その他表記)Poniatowski

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポニャトフスキ家」の意味・わかりやすい解説

ポニャトフスキ家
ポニャトフスキけ
Poniatowski

ポーランド名門。ヤン・チョウェク (17世紀) に始り,マゾフシェ地方総督とクラクフ城主を歴任したスタニスワフ (1676~1762) 時代にその地位を確立。次いで,最後のポーランド王スタニスワフ2世アウグスト・ポニャトフスキ (在位 64~95) が出た。なお,この国王の兄カジミエシ公 (22~1800) が侍従として政界で重要な役割を演じ,弟ミハウ (1736~95) がポーランド大司教の地位を占めたほか,甥のユゼフ公 (63~1813) は T.コシチューシコ蜂起に参加し,ワルシャワ公国の軍事大臣,ナポレオン軍元帥として名声をはせた。さらに,この家系から出たものでは,人類学者スタニスワフ (84~1945) や政治・経済学者ユリウシュ (1886~?) ,フランスの独立共和連合の政治家ミシェル (1922~ ) らが活躍している。

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