ポルツス(その他表記)Portus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポルツス」の意味・わかりやすい解説

ポルツス
Portus

古代イタリアの港。テベレ川堆積土オスチア港が危険になったため,ローマ皇帝クラウディウス1世 (在位 41~54) のときオスチア北方に突堤が築かれ,人工港として建設され,ローマの外港として重要な役割を果した。トラヤヌス帝 (在位 98~117) が補強,次第に都市としても発展した。 408年西ゴートのアラリック1世に攻略されたがまもなく復興。9世紀には沈泥のため役に立たなくなったが,1618年トラヤヌス運河が浚渫され,港として再開された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む