マイクログリッド(その他表記)microgrid

デジタル大辞泉 「マイクログリッド」の意味・読み・例文・類語

マイクログリッド(microgrid)

《「小規模発電網」の意》電力供給源と消費地を一定の小規模な範囲でまとめる構想。また、その仕組み。都市から離れた場所に大規模な集中型電源を配置するのでなく、太陽光発電風力発電バイオマス発電燃料電池など小規模な分散型電源を都市部やその近郊に設け、電力需要をまかなう。建設費が安価で、送電によるエネルギーロスが少ない。小規模電力網。

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知恵蔵 「マイクログリッド」の解説

マイクログリッド

既存の大規模発電所からの送電電力にほとんど依存せずに、エネルギー供給源と消費施設をもつ小規模なエネルギー・ネットワーク。エネルギー供給源としては分散型電源(太陽光発電、風力発電、バイオマス発電、コジェネレーションなど)がある。その間欠的なエネルギー供給特性を補い、住宅オフィス学校などのエネルギー需要特性と適合させるよう、情報通信技術を利用してネットワーク全体を管理運転することが特徴

(槌屋治紀 システム技術研究所所長 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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