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電力 でんりょく electric power

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

電力
でんりょく
electric power

(1) 電流によってなされる単位時間あたりの仕事。単位はワット,略号W。直流では電圧と電流の積であるが,交流では各瞬間での電圧と電流の積の時間平均として求められる。実効値 V の交流電圧を印加したとき,回路に流れる電流の実効値 I ,その間の位相差をθとすると電力は VI cos θ である。

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デジタル大辞泉の解説

でん‐りょく【電力】

電流が単位時間にする仕事量。直流では電圧と電流の積に等しい。単位はワット。

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百科事典マイペディアの解説

電力【でんりょく】

電気エネルギーのなしうる仕事の仕事率。電流iアンペア,電圧vボルトの電力pはp=viで表され,単位はワット(W)で,1W=1J/s。v=Vsin ωt,i=Isin(ωt−Φ)(角周波数ωの正弦波交流で,vとiの位相差がΦ)の交流の瞬時電力pはp=VIsin ωtsin(ωt−Φ)となり,これを1周期Tで平均した平均電力PはP=1/2 VIcos Φ=V(/e)I(/e)cos Φとなる。
→関連項目電力計

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電気・電力用語の解説

電力

電力とは電気が仕事をする力(エネルギー)のことです。電灯が光を出したり、モーターが回転する時の力の大きさを表しています。
単位はワット。1ワットの1000倍が1キロワット(kW)です。蒸気機関(じょうききかん)の発明者ワット(1736~1819)の名前にちなんだものです。

電力の大きさは電流と電圧の積(せき)であらわされます。

電力(W)=電流(A)×電圧(V)

ワットと関連した単位で日常生活にもよく使われるものにワット・アワー(ワット時ともいう)という単位があります。これは電力量の単位(Wh)で、1ワット・アワーの1000倍が1キロワット・アワー(kWh)です。
ワット・アワーは電力と使った時間の積であらわします。

電力量(Wh)=電力(W)×時間(h)

たとえば、100ワットの電球を2時間つけると、200ワット・アワーの電力量を消費したことになります。
家庭についているメーター(電力量計)は使用した電力量が数値で示されるようになっています。

出典|東京電力ホームページ
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世界大百科事典 第2版の解説

でんりょく【電力 electric power】

毎秒当りのエネルギーを一般に仕事率というが,電気エネルギーの場合にはこれを電力と呼び単位をワット(記号W)で表す。すなわち1W=1J/sである。また,電気エネルギーを電力量と呼びWs,Wh,kWhなどの単位を用いる。 電気回路のある枝に流れている電流をi(t),枝の両端の電圧をv(t)とするときv(ti(t)を瞬時電力,電圧電流ともある周期をもっている場合にその周期間で瞬時電力を平均した値を平均電力あるいは有効電力という。

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大辞林 第三版の解説

でんりょく【電力】

単位時間当たりの電気エネルギー。その値は電圧と電流との積で表される。単位はワット。記号 W  電力を時間について積算した量を電力量という。 〔近世中国洋学書「格物入門」(1868年)にある。英語 electric power や electric force の訳語。日本では「米欧回覧実記」(1877年)にある〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電力
でんりょく
electric power

1秒間に行う電気的仕事をいう。一般に1秒間に行う仕事を仕事率というのに対し、電気工学では電力という術語を使っている。直流回路の抵抗の両端に電圧を加えると、抵抗中を電流が流れる。これは電界によって荷電粒子(多くの場合電子)が力を受けて動く現象で、エネルギーを消費する。このエネルギーは電源から供給されたものであり熱に変わる。この場合の仕事率すなわち電力は、電流の2乗と抵抗の積に等しい。これは抵抗の両端の電圧と抵抗を流れる電流の積に等しい。交流回路の場合は電圧、電流ともに変化しているので、1周期の平均を電力といい、電圧、電流に実効値を用いれば、直流の場合の関係がそのまま成り立つ。しかし、回路に抵抗成分(おもに抵抗器による)とリアクタンス成分(おもにコイルコンデンサーによる)を含む場合は、エネルギーを消費するのは抵抗成分だけであり、リアクタンス成分はエネルギーを消費しないので、回路の両端の電圧と、回路に流れる電流の積は電力を表さない。これは見かけの電力であり皮相電力とよんでいる。電力を皮相電力と区別する必要があるときは有効電力という。これに対して、純粋なリアクタンス成分のみが負荷の場合、電源と負荷の間を行ったり来たりして消費されない電力を無効電力とよぶ。有効電力を実数部とし無効電力を虚数部として複素数(実数と虚数単位で表される数)表示したものを複素電力といい、実数部の2乗と虚数部の2乗を加えて平方根をとったものが皮相電力である。電気的エネルギーでは、それが熱に変換される場合に限らず、たとえばモーターのように機械的エネルギーに変換される場合でも、その仕事率は電力である。
 さらに電磁波のように、端子間の電圧や、導線を流れる電流も存在しない場合でも、電力は存在する。この場合は、電界と磁界のベクトル積が単位面積当りの電力の流れを表す。これはポインティング・ベクトルとよばれている。毎秒1ジュールの仕事率を1ワットと定めてある。[布施 正・吉澤昌純]

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世界大百科事典内の電力の言及

【電流】より

…とくに周波数の大きい(ふつうは数百Hz以上)場合は高周波電流と呼ぶ。電力会社から送電される電流はおもに交流で,その周波数は関東では50Hz,関西では60Hzである。電気伝導変位電流
[電流の諸作用]
 電流のもつおもな作用には化学作用,熱作用,磁気作用がある。…

【ワット】より

…仕事率(工率),電力あるいは放射束の単位で,記号はW。1W=1J/sである。…

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