マカダム工法(読み)まかだむこうほう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マカダム工法」の意味・わかりやすい解説

マカダム工法
まかだむこうほう

道路工法の一つ。道路路盤を粒ぞろいのマカダム骨材をかみ合わせて築造する工法にマカダム工法と浸透式工法とがある。マカダム工法とは、路盤の一層の仕上げ厚にやや等しい粒径の主骨材を一様に敷きならして転圧後、この上に目つぶし骨材を散布し、主骨材の間に圧入して路盤を仕上げる工法で、水締めマカダム、砂詰めマカダム、楔(くさび)石マカダムなどに分けられる。あまり交通量の多くない道路の舗装に用いられる。浸透式工法とは、敷きならしたマカダム骨材に瀝青(れきせい)材料を散布浸透させ、これを締め固めて路盤を築造する工法である。19世紀イギリスのマカダムJ. L. McAdamによって創始されたのでこの名がある。

[吉川和広]


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世界大百科事典(旧版)内のマカダム工法の言及

【舗装】より

…1764年フランスのトレサゲP.Tresaguet,1805年イギリスのT.テルフォード,15年J.L.マッカダムによって,相次いで馬車交通にふさわしい優れた砕石道工法が開発された。なかでもマカダム工法は耐久性にすぐれかつ安価であり,近代舗装の源流となった。この方法は直径約4cmの砕いた石を路面に敷き並べてローラーで締め固め,さらにその隙間に小さな砕石を入れ,砕石相互のかみ合せによって鉄輪に抵抗するもので,ゴムタイヤの自動車が出現するまでの約100年にわたり世界に広く普及した。…

【マッカダム】より

…マカダム工法Macadamizingと呼ばれている道路舗装法を創案したイギリスの道路技術者。スコットランドのエールに地主の子として生まれ,1770年にアメリカに渡り,富を得て83年に帰国した。…

※「マカダム工法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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