山川 世界史小辞典 改訂新版 「マジャル人」の解説
マジャル人(マジャルじん)
Magyar
ハンガリー人の自称。フィン・ウゴル語派のウゴル語系に属する言語を話す。ウラル山脈南西部が原住地。7~8世紀頃にドン川中流域に移り,ここで密接な関係のあったオノグル族の名前からハンガリーという他称が由来する。9世紀には黒海北岸に移り,895~896年にカルパティア盆地に入り,先住のスラヴ人を征服して定住。現在の人口はハンガリー国内に約1000万人,国外に約500万人。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報