マラバール海岸(その他表記)Malabar

山川 世界史小辞典 改訂新版 「マラバール海岸」の解説

マラバール海岸(マラバールかいがん)
Malabar

インド西南部の海岸。一般的にはケーララ州の海岸部をさす。古くからアラビア東南アジアとの海上貿易の中継地として,また胡椒(こしょう)の輸出地として栄えた。そのためさまざまな地域との間の人的・文化的交流が盛んであり,キリスト教イスラーム教が強い影響を残した。15世紀末にヴァスコ・ダ・ガマカリカット港に到来し,以降ヨーロッパ商人による交易が増大した。18世紀末までにイギリス支配下に入った。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android