マールワーリー(その他表記)mārwārī

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マールワーリー」の意味・わかりやすい解説

マールワーリー
mārwārī

インド西部,ラージャスターン州ジョードプル地方人,特にバニヤー (商人) ・カーストの人をさす。この地方は商業農業がふるわないため,18世紀から北インドの諸都市に移住して商業,金融に活躍し,インド有数の商業集団に成長した。その多くはジャイナ教徒で,勤勉で蓄財の才に富み,富裕な経営者,商人を輩出した。ビルラー財閥創始者 G.ビルラーもその一人である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のマールワーリーの言及

【マールワーリー資本】より

…インド北西部,ラージャスターン州のバニアー(商人カースト)を総称してマールワーリーMārwārīという。原義は〈マールワール地方の人〉。…

※「マールワーリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む