ミチェル バチェレ(英語表記)Michelle Bachelet

現代外国人名録2016 「ミチェル バチェレ」の解説

ミチェル バチェレ
Michelle Bachelet

職業・肩書
政治家,医師 チリ大統領 元国連事務次長(ウィメン担当)

国籍
チリ

生年月日
1951年9月29日

出生地
サンティアゴ

本名
バチェレ・ヘリア,ベロニカ・ミチェル〈Bachelet Jeria,Verónica Michelle〉

学歴
チリ大学医学部〔1983年〕卒

経歴
1970年チリ大学医学部に入学。同年チリ社会党に入党。父アルベルト・バチェレ将軍が’74年にピノチェト軍政による拷問で亡くなり、’75年自身も母とともに2ケ月半拘束され、拷問を受けた。釈放後、兄を頼ってオーストラリアに亡命メキシコ、米国、旧ソ連を経て、東ドイツへに渡る。’79年帰国し、チリ大学に復学。’83年卒業後、研修医に。’86年小児科医として働きながら、軍事政権下で親を失った子供たちの支援に取り組む。’88年ピノチェト大統領の任期継続の是非を問う国民投票で“反対票を”と呼びかけた。’95年チリ社会党中央委員となり政界入り、米国の防衛学校に留学。’94〜97年チリ保健次官顧問、’98〜99年国防相顧問を経て、2000年ラゴス政権発足とともに保健相に就任。2002〜2004年女性初の国防相。2006年1月大統領選の決選投票中道右派の野党同盟候補を破り初当選、3月同国初の女性大統領となる。2007年10月来日。2010年3月任期満了で退任。同年9月〜2013年3月国連UNウィメン事務局長(国連事務次長)。2013年12月の大統領選決戦投票で当選、2014年3月就任。3人の子供を持つシングルマザー。米経済誌「フォーブス」の“世界で最もパワフルな女性100人”ランキングで、2015年27位に選ばれる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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