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モスク立てこもり事件(パキスタン) もすくたてこもりじけん/ぱきすたんもすくたてこもりじけん

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知恵蔵2015の解説

モスク立てこもり事件(パキスタン)

パキスタンのモスク(イスラム教の礼拝所)で起きたイスラム原理主義勢力と政府との衝突事件。2007年7月3日、首都イスラマバード中心部にあるラール・マスジード(「赤いモスク」の意味)で神学校(マドラサ)の学生らと治安部隊との間で銃撃戦が発生し、学生ら数百人がモスクに立てこもった。治安部隊が10日未明に突入して制圧するまで1週間にわたり、市民も含めて40人以上の死者が出た。神学校を率いるイスラム原理主義の指導者は、アフガニスタン武装勢力タリバーンと関係があり、ムシャラフ大統領を「米国の手先」として激しく批判していた。事件の端緒は、公有地に建てられたモスクが違法とされ、取り壊されたことに対する学生らの抗議運動だった。ムシャラフ政権は「反テロ」で強い姿勢を見せたかたちになったが、宗教勢力の強い反発を浴び、その後、報復の自爆テロなども一層激化した。

(竹内幸史 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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