ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モノバクタム系抗生物質」の意味・わかりやすい解説 モノバクタム系抗生物質モノバクタムけいこうせいぶっしつ b-ラクタム系抗生物質の一つで,ペニシリン骨格の2つの環状構造のうち,b-ラクタム環のみをもつ構造をしている。また,ほかのb-ラクタム剤とは異なり,バクテリアから単離されている。天然から単離された化合物の活性はそれほど強いものではなかったが,3位側鎖にヘテロ環を含む置換基を導入したことによって,緑膿菌を含むグラム陰性菌に有効なアズトレオナム,カルモナムなどが開発された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by