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ヤサク yasak

世界大百科事典 第2版の解説

ヤサク【yasak】

帝政ロシアにおいて狩猟を営む非ロシア系民族に課せられた現物税。ボルガ川中・下流流域地方では15~16世紀から,シベリアでは17世紀から徴収が始められた。ヤサクは黒貂,狐,海狸(ビーバー)等の毛皮類や場合によっては家畜で納めるものであったが,その納付はすなわち国家への臣属を意味した。ボルガ川中・下流流域地方では1720年代から,シベリアでは1822年からヤサクは金納に改められ,1917年までその制度は存続した。

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世界大百科事典内のヤサクの言及

【ウラル】より

…79年にストロガノフ家はシビル・ハーン国に対する遠征隊を組織し,その隊長にコサックの頭目エルマークを任命した。82年シビル・ハーン国の首都はエルマークによって占領され,これ以後シベリア原住民はヤサクと呼ばれる毛皮税を課せられるようになった。17世紀からはロシア人の本格的な植民が始まり,中葉には製鉄・製銅工場もつくられた。…

【毛皮】より

…シベリアの開発は,コサックの征服活動に先導された毛皮商人の進出によって急速に進んだが,豊富な毛皮は商人たちよりもむしろモスクワ政府の手に握られた。ボルガ沿岸地方でもシベリアでも,政府は征服した非ロシア系少数民族からヤサクと呼ぶ一種の貢税を,クロテン,テン,ビーバー,キツネなどの毛皮の形で徴取した。商人が買い占めた毛皮からも,その最良の部分の10分の1を税として納付させた。…

※「ヤサク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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