ヤブグ(読み)ヤブグ(その他表記)yabghu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤブグ」の意味・わかりやすい解説

ヤブグ(葉護)
ヤブグ
yabghu

トルコ系諸族国家における称号突厥国家においてはシャドと同じく,その支配氏族である阿史那氏出身の男子が任命され,被支配諸族を采邑として支配する封建的な諸侯と考えられている。突厥以後においては,副王君長の称号としても用いられた。

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世界大百科事典(旧版)内のヤブグの言及

【突厥】より

…その君主は可汗またはハガン(カガン)Qaghanと呼ばれる。その下に小可汗(小ハガン),葉護(ヤブグ)などの諸侯がいて,支配階層を形成した。アルタイ山脈の南西麓にいた阿史那氏の族長土門(チュメンTümän)はジュンガリアの鉄勒諸部を服属させたのち,552年に柔然を倒して伊利(イルリグIllig)可汗(ブミンBumïn可汗)と称し,モンゴリアの遊牧騎馬民を統合する一方,弟の室点蜜(しつてんみつ)(イステミIstämi可汗,ビザンティン史料のシルジブロスSilziboulosまたはディザブロスDizaboulos)は,エフタルを滅ぼして(567)ソグディアナを手中にし,天山山脈中のユルドゥズ渓谷を本拠とする西面可汗として中央アジアを掌握した。…

※「ヤブグ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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