ヤマアカガエル(その他表記)Rana ornativentris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤマアカガエル」の意味・わかりやすい解説

ヤマアカガエル
Rana ornativentris

カエル目アカガエル科。体長5~7.5cm。北海道,対馬南西諸島などを除く日本の山地に普通にみられる。頭の幅が広くて吻端が丸く,下顎の下面に黒っぽい斑紋があり,背面両側の隆条が鼓膜のうしろで外側へ強く曲っているので,平地ニホンアカガエル (→アカガエル ) と区別できる。産卵期は2~5月頃で,寒天状の物質に包まれた大きい卵塊を池や水田などに産みつける。

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世界大百科事典(旧版)内のヤマアカガエルの言及

【ニホンアカガエル】より

…日当りのよい水田や水たまりの浅い止水に,まんじゅう形の大きな卵塊を産み,卵は1卵塊に500~3000個ほどが含まれる。幼生はヤマアカガエルR.ornativentrisのものに似るが,背面に1対の黒点があるので区別できる。アカガエル【松井 孝爾】。…

※「ヤマアカガエル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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