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ヤーガン族 ヤーガンぞくYahgan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヤーガン族
ヤーガンぞく
Yahgan

南アメリカ大陸最南端の小群島を中心に遊動的生活を送る狩猟採集民。ヤマナ族 Yámanaともいう。19世紀後半の人口は 3000人余と推定されるが,その後急速に減少した。独特の樹皮製カヌーで,貝類の採集やアザラシなど海獣の狩猟を行なう。住居は木の枝を組み草などで覆う即製テントで,1ヵ所に定着することはなく,カヌーで絶えず移動生活を送る。カヌーには火床が設けられ,暖をとる目的のほか,火種を絶やさない工夫がなされている。主として血縁に基づく小集団を形成しているが,儀礼の際に集まる以外に規制はなく,家族単位で行動することが多い。儀礼は集団加入儀礼と,成人男子が独特の円錐形仮面をつけて参加する男権主張のためのキナ儀礼の 2種類がある。

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