ユーライト(その他表記)eurite

岩石学辞典 「ユーライト」の解説

ユーライト

緻密な珪長質の岩石で,斑晶がなく石英斑岩斑岩組成を持つ[D'Aubuisson : 1819].さらにこの岩石名は,斑状組織のあるなしと関係なくすべての非顕晶質の花崗岩組成の岩石に広く使用される.珪長岩felsite)と同義

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のユーライトの言及

【斜方輝石】より

…ほかに少量のCa,Al,Ti,Mn,Fe3+などを含む。Fe2+/(Mg+Fe2+)比が0~0.1のものをエンスタタイト,0.1~0.3のものをブロンザイトbronzite(古銅輝石ともいう),0.3~0.5のものをハイパーシンhypersthene(シソ輝石ともいう),0.5~0.7のものをフェロハイパーシンferrohypersthene(鉄シソ輝石ともいう),0.7~0.9のものをユーライトeulite,0.9~1.0のものをフェロシライトferrosilite(鉄ケイ輝石ともいう)と呼んでいるが,最近では0.1~0.9のものを総称してハイパーシンと呼ぶこともある。また,かつては隕石ではブロンザイトとハイパーシンとの境を0.8に置いていたが,最近は誤りやすいのでその分類は用いられない。…

※「ユーライト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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