翻訳|porphyry
ポーフィリーともいう。広い意味では化学組成にかかわりなく、小さい結晶(ときにはガラスを含む)の集合体である石基と多数の斑晶からなる火成岩をいう。斑晶は石英、長石、雲母(うんも)など。石基がガラスを含まなければ造岩鉱物の類似した深成岩の岩石名を前につけて花崗(かこう)斑岩(花崗岩ポーフィリー)、閃長(せんちょう)斑岩(閃長岩ポーフィリー)、石英閃緑斑岩(石英閃緑岩ポーフィリー)などといい、ガラスを含むなら火山岩の岩石名を前につけて安山岩ポーフィリー、デイサイトポーフィリーなどという。また斑晶の鉱物の名を前につけて石英斑岩といった使い方もする。狭い意味ではカリ長石の斑晶を含む斑状組織の火成岩をさす。広義の斑岩は岩脈や岩床などの貫入岩、あるいは火山岩として産出する。アメリカ西部では鉱床を伴う岩脈や岩床の岩石をさしてこの語を用いる。
[千葉とき子]
porphyry
広義には,細粒微晶質または隠微晶質石基中に多量の斑晶を有する斑状の火山岩または貫入岩。狭義には,アルカリ長石の斑晶を有する斑状岩(H.Rosenbusch, 1877)。ヨーロッパでは,中生代までの火山岩に対して斑岩あるいはひん岩の名称を用いる習慣があった。今日では一般に花崗岩質組成をもつ半深成岩を指すことが多く,通常は石英斑岩・花崗斑岩・珪長斑岩などのように岩石名または鉱物名を付して用いられる。本来は変質ひん岩を呼んだもので,それが特徴的に紫色を呈することから紫を意味するギリシア語のpórphurosにちなみ命名。また,斑岩を意味する接尾語-phyreがA.T.Brongniart(1813)により導入され,煌
執筆者:山田 直利
参照項目:玢岩ひんがん
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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