非顕晶質(読み)ひけんしょうしつ(その他表記)aphanic, aphanitic

最新 地学事典 「非顕晶質」の解説

ひけんしょうしつ
非顕晶質

aphanitic

岩石粒度を表す語。微晶質隠微晶質を総括した岩石組織。J.F.D’Aubuisson de Voisins(1819)が肉眼で構成鉱物を見分けられないほど細粒暗色均質の岩石に初めて使用。W.Cross et al.(1906)はガラス質のときもこの語を使用したが,一般に使わない。非顕晶質岩石のうち淡色のものをフェルシティック(felsitic),暗色のものをアファニティック(aphanitic)と区別することがある。

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岩石学辞典 「非顕晶質」の解説

非顕晶質

結晶が小さく,肉眼で結晶の識別が困難なもの.非顕晶質には微晶質(microcrystalline),隠微晶質(cryptocrystalline)などが含まれる.炭酸塩岩石学の分野では,おおよそ粒度が0.01mm以下の細粒の表現である.緻密細粒な岩石にaphaniteという岩石名があり[Hauey : 1819],密岩と訳されている.永らくaphaniticが使用されてきたが,近年炭酸塩岩石学などでは古いaphaniticの綴り方のaphanicに置き換えている[Bissell & Chilingar : 1967].ギリシャ語でaphnは見えないとか隠れたの意味である.

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百科事典マイペディア 「非顕晶質」の意味・わかりやすい解説

非顕晶質【ひけんしょうしつ】

肉眼で構成鉱物粒が見えない細粒火成岩を形容する語。顕微鏡を用いれば簡単に一つ一つを識別できる場合に微晶質,さらに細粒で顕微鏡でも容易に識別できない場合を隠微晶質という。顕晶質の対。

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