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ヨセ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨセ」の意味・わかりやすい解説

ヨセ

囲碁用語。碁の終盤戦。中国では古来,侵分または収束を用い,日本では「固め」といい,また侵分,収束も用いた。ヨセは将棋の「寄せ」からきている現代的な術語である。中盤から終盤に移る時期を「大ヨセ」と呼ぶ。ヨセの手筋を集めたものに中国明代の過伯齢原著,清代の陶式玉評輯による『官子譜 (かんずふ) 』 (6巻) があり,日本では 11世井上因碩 (幻庵) による『囲碁終解録』がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のヨセの言及

【縁語】より

…和歌・文章で一つの語と意味上で何らかの関係がある語として,意識的に他の個所で用いられた語。〈縁〉とはゆかり,すなわち何らかの関係の意で,縁語は〈よせ〉〈かけあひ〉ともいう。たとえば〈わがせこが衣のすそを吹き返しうらめづらしき秋の初風〉(《古今集》)の和歌で,4句目の〈うら〉が2句目の〈衣〉に縁のある語すなわち縁語である。…

※「ヨセ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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