ヨセ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨセ」の意味・わかりやすい解説

ヨセ

囲碁用語。碁の終盤戦。中国では古来,侵分または収束を用い,日本では「固め」といい,また侵分,収束も用いた。ヨセは将棋の「寄せ」からきている現代的な術語である。中盤から終盤に移る時期を「大ヨセ」と呼ぶ。ヨセの手筋を集めたものに中国明代の過伯齢原著,清代の陶式玉評輯による『官子譜 (かんずふ) 』 (6巻) があり,日本では 11世井上因碩 (幻庵) による『囲碁終解録』がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android