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ヨワ吟 ヨワぎん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヨワ吟
ヨワぎん

謡のうたい方の名。「弱吟」「柔吟」とも書く。ツヨ吟に対する。発声をやわらかめに扱ってうたうもの。ツヨ吟に比して旋律的であり,中音とその完全4度上の上音,および完全4度の下音の3個の音を基本として,音階の組織がより豊かで音程も比較的定まっている。ツヨ吟よりも歴史は古く,謡曲大成期にやや近い頃までさかのぼった記録が残っている。上中下3音のほかに流儀によっては上音の1音上の上ノウキが多用され,また一般に上ノウキの半音上のクリや,中音の1音上の中ノウキ,下音の完全4度または完全5度下の (りょ) 音などが適宜に用いられ,変化のある音楽的な表情を表わす。

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