法則の辞典 「ラウエ関数」の解説
ラウエ関数【Laue's function】
に比例する.ただし x=(π/λ) {a(S-S0) },y=(π/λ) {b(S-S0) },z=(π/λ) {c(S-S0) },である.この関数がラウエ関数と呼ばれるものである.これから結晶が十分に大きい場合,すなわち N1,N2,N3 が大きくなると
a(S-S0)=hλ,b(S-S0)=kλ,
c(S-S0)=lλ
を満足するときのみ強いX線回折像が生じることがわかる.これが,ラウエの条件*にほかならない.