ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラブダコス」の意味・わかりやすい解説 ラブダコスLabdakos ギリシア神話の人物。オイディプスの祖父として知られる。カドモスの息子ポリュドロスが,ニュクテウスの娘ニュクテイスと結婚してもうけた子だが,テーベの王位についたポリュドロスは,ラブダコスが赤子のうちに世を去った。そこでラブダコスが成長するまで,まずニュクテウスが摂政となり,その死後はニュクテウスの弟のリュコスがそれに代ったが,ラブダコスも,成人して王位についたあと,ディオニュソスの信仰がテーベに広まるのを妨げようとして,信女たちに八つ裂きにされ,まだ赤子の遺児ライオスを残して死んだという。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by