ラプソドス(その他表記)rhapsodos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラプソドス」の意味・わかりやすい解説

ラプソドス
rhapsodos

初期ギリシアの英雄叙事詩や神話系譜詩また教訓詩などを演目として吟弾しながら諸国を遊歴した詩人の称。アオイドスの後継者として,初期ギリシア叙事詩の伝統を口誦詩から文芸詩に完成したのもラプソドスの業績であったかもしれない。その名称の由来は彼らが吟誦する際に用いた「杖」 rhabdosからとも,また彼らが叙事詩の言葉を「綴り合せる」 rhaptein創作作業からとも,いわれている。ホメロス詩の吟誦や解釈説明などを職業とし,ホメロス詩の精神を聴衆に浸透せしめることを目的とするラプソドスの姿はプラトンの対話篇『イオン』に現れている。

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