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ラービフ Rābiḥ

世界大百科事典 第2版の解説

ラービフ【Rābiḥ】

1840ころ‐1900
西アフリカのナイジェリア北東部を支配したボルヌー帝国征服者で,スーダン出身の奴隷商人。ハルトゥーム付近の貧しい家に生まれた。1865年ころよりスーダン南部のバフル・アルガザール州の実質上の支配者ズバイル・ラフマーン・パシャ父子のもとで奴隷貿易に従事し,73年にはズバイルの軍隊の司令官に就任した。奴隷貿易を禁止したエジプト政府軍との衝突後,南部のダルフール地方などで奴隷貿易に従事しながら〈ラービフ帝国〉の建設に着手した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のラービフの言及

【チャド】より

…北部は9世紀以降カネム・ボルヌー帝国に属し,早くからイスラム化した。帝国は南部住民の奴隷狩りに経済的繁栄の基礎を置いていたが,19世紀には帝国を征服した奴隷商人出身のラービフによって奴隷交易はいっそう強化された。南部のサラ族(人口の約30%を占める)をはじめ,ブーム族,ラカ族,ムンダン族,トゥブリ族などのバントゥー系諸部族には,集権的な政治組織が欠如していたため,北部の支配を甘受せざるをえなかった。…

※「ラービフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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