リュディア(その他表記)Lydia

翻訳|Lydia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リュディア」の意味・わかりやすい解説

リュディア
Lydia

小アジア南西海岸地域の古代名。前7~6世紀に栄え,主都サルディスであった。ギゲスのもとで強力な独立王国となり,アッシリアと友好関係を結んだ。アリュアテス (在位前 605~560) はキンメリ人をリュディアから追出した。クロエソス王 (在位前 560~546) は小アジアのギリシア人と交際してリュディアをギリシア化した。前 546年キュロス2世に征服されてアケメネス朝ペルシア属州となり,ヘレニズム時代にはセレウコス朝ペルガモン王国と支配者を変え,のちついにローマの属州アシアの一部となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む