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レオンティエフの逆説 レオンティエフのぎゃくせつLeontief paradox

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

レオンティエフの逆説
レオンティエフのぎゃくせつ
Leontief paradox

ヘクシャー=オリーン定理に対して,W.レオンティエフが行なった実証分析では事実はこれと矛盾し,資本豊富国が資本集約的な商品を輸入し,労働集約的な商品を輸出していた。これをレオンティエフの逆説という。従来アメリカは資本豊富国とされ,資本集約的な製品に比較優位をもつと考えられていたが,レオンティエフが 1947年のアメリカの貿易構造を分析した結果では,同国で平均的な輸入財を国内生産するために必要とされる資本・労働比率 (要素集約度) は,同国の輸出財生産よりも高くなっており,結果は逆となっていた。以来この逆説を解決するため多くの仮説が出されたが,彼はこの逆説の生じる原因を生産要素の異質性に求め,アメリカの労働者が外国の労働者と比較して高い生産性をもつため,実質的にはアメリカは労働豊富国であると説明した。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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