ヲベレベレフ（読み）をべれべれふ

日本歴史地名大系 「ヲベレベレフ」の解説

ヲベレベレフ
をべれべれふ

漢字表記地名「帯広」のもとになったアイヌ語に由来する地名。コタン名のほか河川名（帯広川）としても記録されている。当地一帯は近代に入り上帯広村・帯広村に分属した。仮名表記は「ヲベレベレフ」（島「入北記」、「戊午日誌」登加智留宇知之誌、「戊午日誌」報十勝志）、「ヲベレヘレブ」（玉虫「入北記」）のほか「ヲヘレヘル」「おへれへる」（東蝦夷地場所大概書）、「ヲヘレベル」（「戊午日誌」報十勝志）がある。「東蝦夷地場所大概書」で「蝦夷小屋ありて蝦夷住居致也」とされる四〇ヵ所のなかに「おへれへる」が含まれており、「並乙名イシレンクシ」の名がみえる。

コトバンクでは本文の一部を掲載しています。ジャパンナレッジをご利用いただくとすべての情報をご覧になれます。→ジャパンナレッジのご案内

出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

AppStore

コトバンク for Android

GooglePlay