山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヴァチカン教会会議」の解説
ヴァチカン教会会議(ヴァチカンきょうかいかいぎ)
(1)第1回(1869~70年)教皇ピウス9世がヴァチカンに召集した第20回全世界教会会議,参加者600人以上。東方教会,プロテスタント教会にも通告された。教皇首位権,教皇不可謬(ふかびゅう)性の確認がなされ,近代的異端説が排撃された。イタリア統一軍のローマ占領で閉会。(2)第2回(1962~65年)ヨハネス23世,ついで教皇パウルス6世のもとで開催。世界平和,教会合同,信仰の自由などが議された。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報