ヶ久保村(読み)あしがくぼむら

日本歴史地名大系 「ヶ久保村」の解説

ヶ久保村
あしがくぼむら

[現在地名]横瀬町芦ヶ久保

横瀬村の東、横瀬川流域の山間部に位置する。東は正丸しようまる峠に連なる峰を境に南川みなみかわ村・坂元さかもと村・北川きたがわ(現飯能市)大野おおの(現都幾川村)、南は上名栗かみなぐり(現名栗村)、北は山田やまだ村・定峰さだみね(現秩父市)。横瀬村から横瀬川沿いに進む江戸秩父道は正丸峠を越え南川村に向かう。同道の馬継村で、南川村までの三里、横瀬村までの一里半を継送した。明暦元年(一六五五)検地帳(若林家文書)には「秩父郡横瀬郷之内芦ケ窪村」とあるが、この頃は横瀬村の一部で、享保一八年(一七三三)に横瀬村から分村して一村となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android