一具の沙汰(読み)いちぐのさた

精選版 日本国語大辞典 「一具の沙汰」の意味・読み・例文・類語

いちぐ【一具】 の 沙汰(さた)

鎌倉室町幕府訴訟法で、二件の訴訟をまとめて審理すること。一具訴訟。一具沙汰。
沙汰未練書(14C初)「与奪状とは、一具之沙汰事を本奉行申渡訴状也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android