一厘銭(読み)いちりんせん

精選版 日本国語大辞典 「一厘銭」の意味・読み・例文・類語

いちりん‐せん【一厘銭】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代通用の寛永通宝銅一文銭をいう明治以降の称。明治四年(一八七一五月の「新貨条例」公布以降もそのまま使われ、同年一二月には「一厘」通用に規定されたところからいう。昭和二八年(一九五三)末限り通用禁止。
    1. [初出の実例]「机を列べて其上に一厘銭九厘づつを一緡とし」(出典:風俗画報‐三二号(1891)関西旅行あか妻日記)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む