一夫関に当たれば万夫も開くなし(読み)イップカンニアタレババンプモヒラクナシ

デジタル大辞泉 の解説

一夫いっぷかんたれば万夫ばんぷひらくなし

一人関所を守れば、万人の力をもってしても通れない。きわめて険しく、守りの堅い所をいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

いっぷ【一夫】 関(かん)に当(あ)たれば万夫(ばんぷ)も開(ひら)くなし

(一人が関所を守れば、万人が力をふるっても通れないの意から) きわめて険しい山路、要害堅固な所をいう。
太平記(14C後)三九「誠に一夫(いっプ)忿(イカッ)て関(セキ)に臨(ノゾメバ)万夫(バンフ)も不可傍(ソフべからず)と見へたり」 〔李白‐蜀道難〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android