一字撥(読み)いちじばね

精選版 日本国語大辞典 「一字撥」の意味・読み・例文・類語

いちじ‐ばね【一字撥】

  1. 〘 名詞 〙 連歌俳諧切字(きれじ)一つ。上の部分疑問の意の「や」「か」「いつ」「何」などの語がなくて、句の終わりを「む」「ん」で結ぶもの。
    1. [初出の実例]「一字ばねと申事、けん・なん・せん。右の字なくとも、はね申候」(出典:至宝抄(1585))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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