一方向凝固共晶合金(読み)いちほうこうぎょうこきょうしょうごうきん(その他表記)unidirectionally solidified eutectic alloy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一方向凝固共晶合金」の意味・わかりやすい解説

一方向凝固共晶合金
いちほうこうぎょうこきょうしょうごうきん
unidirectionally solidified eutectic alloy

結晶制御合金ともいう。通常の凝固はいろいろな方向への熱の散逸によって起こされる。これに対し,熱流の散逸方向を一方向に限定して,一定割合で合金元素が同時に晶出した混合物 (共晶) を凝固させたのが一方向凝固共晶合金である。高強度合金が凝固に際し,棒状,層状あるいは繊維状に含まれた組織 (一種の複合材料) になることを利用して,高温の機械的性質 (引張破断応力,引張延性クリープ破断応力,熱疲労寿命) の改善が図られる。たとえば,ニッケル-炭化タンタル合金やコバルト-炭化タンタル合金では,炭化タンタルの繊維状組織を補強に利用している。応用としては,タービン翼などの高温度での構造材料がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む