一条林遺跡(読み)いちじようばやしいせき

日本歴史地名大系 「一条林遺跡」の解説

一条林遺跡
いちじようばやしいせき

[現在地名]三珠町大塚

曾根そね丘陵西端の一支丘の北西斜面、標高二九五メートル付近に立地する弥生時代を中心とした集落遺跡。昭和二六年(一九五一)調査が行われ、A区から焼米を蓄えた弥生時代後期の壺形土器円形に近いピットから出土し、またB区からは楕円形プランの竪穴式住居跡が発見され、壺・高坏・小型甕などが出土した。出土した焼米はすべて日本型に属するものと分析されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android