一樗蒲(読み)ひとちょぼ

精選版 日本国語大辞典 「一樗蒲」の意味・読み・例文・類語

ひと‐ちょぼ【一樗蒲】

  1. 〘 名詞 〙(さい)の目の数の和で、二一の数。のち二〇をもいう。白魚を売買する単位であった。
    1. [初出の実例]「鳥の町壱(ひト)ちょぼづつに人だかり」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和元(1764)智五)
    2. 「白魚のひとちょぼ一のあい手さへ よるの物とてよきめうとなり」(出典:狂歌・巴人集(1784))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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