一次胚乳(読み)いちじはいにゅう(その他表記)primary endosperm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一次胚乳」の意味・わかりやすい解説

一次胚乳
いちじはいにゅう
primary endosperm

胚乳のでき方の一形式。裸子植物では,胚嚢の核がまず多数に分裂したのちに一時に多数の細胞に分れるが,胚嚢の内部から生じるとの意味でこれを一次胚乳という。被子植物では重複受精により胚嚢以外の起源から生じるので,二次胚乳という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android