第1項が a で,公差が d であるような等差数列の第 n 項 an は,an=a+(n-1)d ,第1項が a ,公比が r の等比数列の第 n 項 an は,an=arn-1 で表わされる。このように数列の第 n 項を n に関する式で表わせば,n に順次 1,2,3,… と数値を与えることにより,その数列のすべての項が得られ,数列が定まる。このように,第 n 項が n に関する式で記述されているとき,これを一般項という。二項定理による (a+b)n=ΣnCran-rbr の展開式において nCran-rbr をその一般項ということがある。