一貴一賤、交情すなわち現る
世人の人情のうつろいやすさを、身にしみて感じること。
[由来] 「[史記]―汲鄭伝・賛」から。紀元前二世紀の終わりごろの中国、前漢王朝の時代のこと。翟公という人物が高官になると、その屋敷には多くの訪問客がやってきました。ところが、左遷されると、誰も近寄ろうともしません。やがて復職したところ、人々がまたぞろやって来ようという気配。そこで翟公は、「一貴一賤、交情乃ち見る(地位が上がったり下がったりすると、世間の人々が自分とどの程度の気持ちで付き合おうとしているのかがわかる)」と述べて嘆いたということです。
出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報
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