七坪産神社(読み)ななつぼうぶすなじんじや

日本歴史地名大系 「七坪産神社」の解説

七坪産神社
ななつぼうぶすなじんじや

[現在地名]菊池市西迫間 七坪

字七坪に鎮座する。祭神太郎丸ほか六神。天正一一年(一五八三)八月の産神社縁起(産神社文書)に「菊地郡迫間邑鎮坐七社之祠」とみえ、源為朝の子を祀るとある。貞応元年(一二二二)二月菊池隆定が七坪に霊社を建立し、七社大明神と号し雪野ゆきの村のうち二反三畝を寄進したという。元徳二年(一三三〇)大風のため神殿拝殿が傾頽したが、正平一三年(一三五八)迫間十郎武門が再建。その後何度か火災などにあうが、再建を重ねた。「国誌」は正平一三年菊池宗政の建立を伝える。「一統志」に「西迫間 産神」とみえ、「地志略」は「産七所大明神 狭間村に有 何れの神を祀るや知れず。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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