日本歴史地名大系 「万代夕雲開」の解説 万代夕雲開もずせきうんびらき 大阪府:堺市万代夕雲開[現在地名]堺市百舌鳥夕雲(もずせきうん)町一―三丁・中百舌鳥(なかもず)町四丁など舳松(へのまつ)村の東部大仙(だいせん)古墳の南側辺りから東方に開発された新田。大鳥郡に属する。当新田は当初万代新田と称され、「御山才」(ミサンザイ古墳付近)、「ごひやうおもて」(御廟表塚古墳付近)、「しやうか池おもて」(湘賀池付近)の散在する三地区からなったことが、寛永六年(一六二九)三月の万代新田検地帳(筒井家文書)から知られ、この頃の完成と思われる。同検地帳によると開発地の反別二七町余、分米二〇一石余で、すべて畑地であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by