万江村(読み)まえむら

日本歴史地名大系 「万江村」の解説

万江村
まえむら

[現在地名]山江村万江

球磨川支流の万江川上流域に位置し、北は五木谷いつきだに(現五木村)熊本藩領八代郡上松求麻かみまつくま(現坂本村)、東は山田やまだ村、西は神瀬谷こうのせだに村・わたり(現球磨村)原田はらだ(現人吉市)に接する。

慶長国絵図に九六石余とみえ、それとは別に「万江ノ内山口屋敷」「万江ノ内水無やしき」が「田なし」とされる。寛永一一年(一六三四)郷村高辻帳では本田高一三六石余・新田畑高一九五石六斗余である。同一八年の検地帳によると上田二町八反七畝余・中田五町七反三畝余・下田四町六畝余、上畑四反四畝余・中畑二町六反一畝余・下畑一町八反二畝余・野畑六反四畝余・山畑一〇町三反六畝余、屋敷三町一反八畝余、合計三一町七反五畝余、分米二二六石二斗余で、山畑が全体の三分の一を占める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android