万葉拾穂抄(読み)まんようしゅうすいしょう

精選版 日本国語大辞典 「万葉拾穂抄」の意味・読み・例文・類語

まんようしゅうすいしょうマンエフシフスイセウ【万葉拾穂抄】

  1. 江戸前期の、「万葉集」の注釈書。二〇巻三〇冊。北村季吟著。貞享三年(一六八六成立。元祿三年(一六九〇)の序を付して公刊。それ以前の注の集大成で、著者新見はほとんどないが、「万葉集」の全歌に注釈を施した最初のものとして、近世以後の万葉集研究の先駆となっている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android