万葉拾穂抄(読み)まんようしゅうすいしょう

精選版 日本国語大辞典 「万葉拾穂抄」の意味・読み・例文・類語

まんようしゅうすいしょう マンエフシフスイセウ【万葉拾穂抄】

江戸前期の、「万葉集」の注釈書。二〇巻三〇冊。北村季吟著。貞享三年(一六八六成立。元祿三年(一六九〇)の序を付して公刊。それ以前の注の集大成で、著者新見はほとんどないが、「万葉集」の全歌に注釈を施した最初のものとして、近世以後の万葉集研究の先駆となっている。

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