万葉集玉の小琴(読み)マンヨウシュウタマノオゴト

デジタル大辞泉 「万葉集玉の小琴」の意味・読み・例文・類語

まんようしゅうたまのおごと〔マンエフシフたまのをごと〕【万葉集玉の小琴】

江戸後期の万葉集注釈書。2冊。本居宣長著。安永8年(1779)成立。天保9年(1838)刊。巻4までの歌を抄出して注釈を施す。賀茂真淵の「万葉考」を補説したもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「万葉集玉の小琴」の意味・読み・例文・類語

まんようしゅうたまのおごとマンエフシフたまのをごと【万葉集玉の小琴】

  1. 江戸後期の、「万葉集」の注釈書。二冊。本居宣長著。第一冊は安永八年(一七七九)成立、第二冊(追考)は成立年未詳。天保九年(一八三八)刊。巻一~四までの歌を摘出して注釈した書。賀茂真淵の「万葉考」を補説したものだが、卓見が少なくない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android