三の酉(読み)サンノトリ

デジタル大辞泉 「三の酉」の意味・読み・例文・類語

さん‐の‐とり【三の×酉】

11月に酉の日が3回あるとき、その3回目の酉の日。 冬》「たかだかとあはれは―の月/万太郎」→酉の市

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精選版 日本国語大辞典 「三の酉」の意味・読み・例文・類語

さん【三】 の 酉(とり)

  1. 一一月に酉(とり)の日が三回ある時、その第三回目の酉の日。この日のある年は火事が多いといわれる。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「二の酉三の酉ともに参詣あり両所ともに開運の守護神なりといふ」(出典:東都歳事記(1838)一一月)

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世界大百科事典(旧版)内の三の酉の言及

【酉の市】より

…酉の市の縁起物は安く買うほど縁起がよいとされ,また売れるごとに威勢よく祝いの手締めを響かせている。なお,酉の日は順に一の酉,二の酉と呼ぶが,三の酉まである月は火事が多いといって用心をするという。【田中 宣一】。…

※「三の酉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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